緊急事態宣言が解除されて、都内の学習塾にも動きが出てきましたね。
大手塾の【四谷大塚】【日能研】【早稲アカ】【SAPIX】の動きとそれに対する声をまとめてみました。
「四谷大塚」はいち早く対面授業メインに!
四谷大塚は、緊急事態宣言が解除となった5/27より授業再開しています。
東京都内では学習塾はSTEP2で依然として休業要請期間にも関わらず、ややフライングで対面授業を再開しました。
業の教室受講の再開について
2020年5月25日
四谷大塚では、一都三県の緊急事態宣言の解除に伴い、授業の教室受講と週テストの教室受験を再開しています。
「震災でもなんでも休まない!」というスタンスは健在です。
親会社のナガセは上場企業なのですが、あまりにもイケイケなのでコンプラ的に大丈夫か心配になりますね。
もちろん、それは「生徒を合格させるため」という目的の為なので、悪いとは思いません。
ただ、もしこれでクラスタを出してしまうと大問題になりそうで心配ですね。
なお、通うのに不安という生徒にはオンラインでの対応も行っているようです。
登校が不安な場合、四谷大塚生は引き続きオンラインによるIT授業「予習ナビ」「復習ナビ」の自宅受講、週テストの自宅受験、東進こども英語塾生は「スピーキングマスタープログラム」「ホームレビュー」の自宅学習を進めることができます。
四谷大塚のこの対応への声はというと
の一言ですね。
もちろん、授業の早期再開は生徒さんたちも嬉しかったようです。
学校よりも早いですからね。
「日能研」は6/5より交代制で再開
日能研は、非常事態宣言が解除された後も、様子見&休業要請中ということで、STEP2に確実になっているだろう6/5(金)から授業再開となりました。
日能研では、6月5日(金)より、順次、対面での授業を再開いたします。
※当面の間は、動画配信、および、Zoomでのオンライン授業を継続いたします。
授業再開後も、対面だけではなく動画配信、Zoomを併用する形です。
ただし、対面かZoomかは選択制ではなく、クラスを2つに分けて、1週ずつ交代で対面とZoom授業となるようです。
※動画は補習、自宅学習用
なお、Zoomの質問教室は終了のようです。
社会的な責任と、生徒の安全と、不公平感の払拭等、様々な状況を考えると、非常にバランスの取れた対応に感じます。
ただし、やはり1週ごとに交代はわかりづらいという印象は与えますし、対面を希望している家庭にとっては、「対面授業ができるなら毎週対面を選ばせてくれよ!」となりますよね。
お気持ちはすごくよくわかります。
「早稲田アカデミー」はZoom授業と対面授業の選択制
早稲田アカデミーは、STEP2になるのを待ち、他の塾よりやや遅く6/8(月)より対面授業を再開です。
ただし、引き続きZoom授業を選択することもできるのは、ご家庭に合わせた受講ができる点が良いですね。
[「早稲アカDUAL」――校舎での「対面授業」・オンライン「双方向Web授業」両方やります!選択できます!]
2020/5/27 更新
校舎での「対面授業」を6/8(月)以降、一部の学年から順次再開予定です(詳細は以下の「対面授業再開スケジュール」をご確認ください)。当面の間は「双方向Web授業」及び「オンデマンド授業映像」も継続して提供してまいります。
なお、事前に各家庭にアンケートをとって選択制にしたとのこと。
生徒や家庭の声に耳を傾ける姿勢が良いですね。
この対応はもちろん概ね好評のようです。
その他、保護者会もZoom、解答用紙アップロードアプリで自宅受験など、デジタルを使った対応が評判良いです。
その施策は近日中にまとめて記事にしたいと思います。
「SAPIX」は6/1(月)より対面授業を再開
新型コロナの対応で評判を落としてしまった王者・SAPIX。その模様はこちら
SAPIXは6/1(月)より対面授業を順次再開とのことで、ここから汚名返上をしたいところですが。
<授業について>
関西校舎は、5月21日(木)より授業を再開しております。
首都圏校舎は、6月1日(月)より順次授業を再開します。
ただし、対面授業は再開しますが、当面の間は分散授業を実施。
クラスを半分に分け、前半後半の入れ替え制とのこと。
ちょっとわかりづらいかもしれませんが、授業料はそのままに授業時間が半分ということですね。
やっと慣れてきたZoom授業も校舎によっては終了とのこと。
SAPIXともなると、新幹線通塾をしている子の話も聞きますが、これは厳しいですね。
実際の評判はというと。
利用者としてはたまったものではなく当然こうなりますよね。
もちろん、SAPIXも企業=営利団体なので利益を求めるのは当然なのかもしれないのですが、表に出すぎですよね。
SAPIXの姿勢に疑問・心配をする声も多数です。
その他にも「お布施」「高いテキスト代」という声もあがっていました。
転塾を考えている方も当然多いようです。
早稲田アカデミーも好機とみて神対応をみせてSAPIXからの刈り取りを行っているようです。
最後に、各塾の対応を再度まとめると
四谷大塚・・・対面授業基本(希望者は動画配信選択可)
日能研・・・対面とZoomのローテーション
早稲田アカデミー・・・対面とZoomの選択制
SAPIX・・・対面授業の入替制
という状況です。
こんな塾の対応なんかに気をやまずにすむよう、早く正常化することを祈りたいですね。