少し前のプレスリリースですが(2020年2月)、興味深いデータがありましたので備忘のために記しておきます。
集客支援を行っているマーケティングデザイン社の調査によると、親の年代によって学習塾を検討するきっかけの情報が異なるとのことです。
20代 | 30代 | 40代 | |
Web | 50.0% | 33.4% | 20.0% |
チラシ | 7.9% | 11.8% | 16.2% |
紹介・口コミ | 17.3% | 35.0% | 44.2% |
その他 | 24.8% | 19.8% | 19.6% |
親の年齢が20代の場合はWebで検討が半数を占め、チラシは10%以下となっています。
40代の場合は紹介や口コミが44.2%とかなり高くなっており、チラシも約6人に1人とそれなりに効果が高いという結果になっています。
30代も紹介・口コミが35.0%と最も高くなっていますが、webも33.4%と近しい割合になっています。
なお、20代の紹介・口コミでの検討契機は17.3%とあまり高くないのですが、同社の調査によると
約半数の方が入塾後に紹介を行っています。それらを年代毎に比較すると、20代86.8%、30代49.5%、40代36.4%という結果になりました。すなわち、入塾後の紹介は若齢化すればするほどより多くの割合で紹介が起こると言えます。これらはスマートフォンの普及に伴いより多くのコミュニケーションを親同士で行っているのではないか?という事が推測されます。少子高齢化が進み、集客が年々難しくなっていく中で紹介をいかに生み出すことができるか?が学習塾の集客においてより大きなポイントと言えるでしょう。
と、20代の親御さんは86.8%が紹介を行っているとのことです。
20代の親御さん同士の場合、勧めるけど・入塾検討には至らないというのは面白いですね。
仲が良くても考えをしっかり持って距離感を保つということでしょうか?
入塾の経路だけではなく、検討要因(実績・学費・アクセス・ブランド力)等のデータもあれば最高なのですが、現時点では調査をしていないようですね。
同社の追跡調査を期待したいところです。